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ほのぼのノルウェー暮らし

ほのぼのノルウェー暮らし

ヴィエリチカ岩塩坑


この日は36℃もあったので、炎天下での最初のアウシュビッツは
倒れそうになりながら観光。
でも、その後の岩塩採掘場の中は気温が14℃~17℃とひんやり。
生き返ったー。

ヴィエリチカ岩塩採掘場

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ここは自力で行ってもガイド付きじゃないと入れないんですが
この日は、ここも超満員で採掘場の中が混雑してるので
エクスカーション組も45分待ちとか言われたので
採掘場の外にある売店でソフトクリーム買ってビール飲んで
休憩。

ポーランドのソフトクリーム、ハマリますよー。
ノルウェーみたいに濃厚やなくて、さっぱりしてて
食べやすいんよね。

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と、飲み食いしてる間に待ち時間も苦にはならず
過ぎ去り、ガイドさん登場。
これまたグループ専用の入口から入場。

初めは378段もある木の階段を延々と下りてゆきます。
目が回るよー。

ヴィエリチカ岩塩坑は世界最大級、そして世界で最古の岩塩坑で
1978年のユネスコ世界遺産に最初に登録された12件のうちのひとつです。

深さ327m、全長はなんと300km以上に及ぶ岩塩坑で、国家事業として
700年間掘り進められ、そこで採掘される岩塩はポーランドの国家経済を
支え続けたそうです。かつて塩は、金や銀と同じ価値があったんやそう。


観光客が見れるのは、そのほんの一部分の3km程度やけど
一見の価値あり!!


採掘場内

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ニコラウス・コペルニクスの塩像。
コペルニクス生誕500周年を記念して1937年に作られたそうです。

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伝説によるとポーランド王と婚約したハンガリー王女キンガ姫が
政略結婚を嫌がり指輪を泉に捨てるも、その後ヴィエリチカに強く惹かれた
キンガ姫がその地に井戸を掘る事を命じたところ、中から水では無く
塩と捨てた指輪が出てきたというお話。
これが、岩塩で作られたその伝説の場面 

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カジミエール大王の塩像

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岩塩の壁を削って描かれたレオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」

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壁から浮き出た塩の結晶

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この階段も岩塩

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地底湖 (塩湖)
地底湖の塩分濃度は30%にもなり、ここに入ると死海のように浮く
そうです。 遊泳禁止ですけど。

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塩で作られた礼拝堂
中央の祭壇、壁に彫られたレリーフにいたるまですべてが
岩塩でできてるんですよー。

これらの素晴らしい塩像などの作品の数々は、いずれも芸術家ではなく
ヴィエリチカの鉱夫たちの手によって作られたものです。
彼らは仕事の合間に、あるいは作業の安全を祈って
仕事道具のノミなどを用いて製作したとのこと。すごいよね。

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岩塩でできたシャンデリア

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ヨハネ・パウロ2世もいらっしゃいました

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塩のつらら

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全部見終わったあとは、エレベーターで地上へ上がります。
が、これがまた超旧式のエレベーターで7人位しか乗れないので
外に出るのも時間かかるんよね。



公共の交通機関で自力で行くとなると、一日でアウシュビッツと
岩塩採掘場の両方へ行くのは無理なので、エクスカーションに参加して
行って良かったー。 両ガイドさんもホテルへの送迎をしてくれた
ドライバーのお兄さんも、いい人たちばかりで大満足な一日でした。


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